「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生が東進ハイスクールの特別招待講習に行ってみた
こんにちは。あおいです。
さて、クリスマスも終わり、色とりどりな装飾ににぎやかだった商店街ももうすっかりお正月ムードに変化した今日この頃ですが、そんな中で私は現在進行形で【東進ハイスクール 2019冬期特別招待講習】に参加していました。
今回はこの講習の主なシステムと講習に行ってみた感想を述べたいと思います。
東進ハイスクール2019冬期特別招待講習のシステム
対象…高校1年生、2年生
申込期限…12月11日まで(すぎちゃってます…)
内容…3講座(90分×5回が1講座分なのでそれが3つ分可能)
主なできることとしては
・映像授業の受講(体験用の特別につくられた映像を見ます)
・高速基礎マスター
・スタッフの人との面談
です。
一日の流れ的に言うと(たぶん正式に東進生になってもこの流れは変わらないと思います)
①校舎に登校
②受付のパソコンで「登校チェック」
③ホームクラス(パソコンがすごい設置されてる部屋)で空いてる席に座り、ログイン
④予約していた時間の講座を受講
⑤確認テストを受ける
⑥次の講座の予約
⑦スタッフの人と面談
⑧「下校チェック」
ちなみに、東進では「〇〇:〇〇~=×時間目」というように時間が決まっていて、その時間割に沿って講座の予約をするので、「今暇だから授業受けよ~」みたいなノリは通用しません!!(個人的にここがビックリしました)
しかも、その開始時刻に間に合わなければ「遅刻扱い」ということになり、その講座の予約が自動的に破棄されてしまいます。(私も一回そうなりました。笑)
授業を受けると、その内容に沿った確認テストを同じようにネット上で受験しなければなりません。
そのテストに合格しないと次の講座が受けられない仕組みとなっているのでこれも必須ですね!!
高速基礎マスターは、「センターレベルの英単語をクイズ形式で覚えちゃおう!!」みたいなものです。
案外スムーズに進められて、全然苦ではありません。
ちなみに私は二週間で1700語を修得できたということになっています(成績上ではそうなってるけど書き取りさせられたら絶対無理ですね。笑)
そして、毎日受講し終わると、担任助手の先生と面談して「今回はどうだったー?」や「受験勉強で困ってることあるー?」などいろいろ相談に乗ってくれます。この担任助手の先生は東進の卒業生で現役大学生の先輩です。なのでよく言えば年も近く、イケメンやかわいい人がたくさんいる!!(私のことを担当してくれた先生もすごくかわいい人で、それはすごい嬉しかった…笑)でも悪く言えば、所詮バイトで、教師ではなく大学生。いくら経験があるとはいえ、アドバイスはその人の持論にすぎないということ。
ま、でもこうして人件費もできるだけ削減しないとさらに授業料高くなっちゃうんでしょうがないことなのかもしれないですけどね!!(ちなみに正式に東進生になると、授業いっこ取るごとにお金とられるので総額はバカにならないと思います)
感想としては、確かに授業の質も高かったし、いつだって担任助手の先生がパソコンで受講状況とかを確認しているのでサボることがないようにシステムはきっちりしているな~と思いました。
なので、本気の受験勉強にとりかかるために今からでも多額のお金をつぎ込む覚悟の方は東進もいいと思います。
(可愛い人もカッコいい人もいるから励ましてもらってやる気でるタイプの人はいいかも!!笑)
でも、現代はスタディサプリとか学びエイドとかがあるので、そこまでお金をかけなくても映像授業は受けられるし、学校の先生になんとか協力してもらって本気で勉強する、という手もあると思います。正直、私はそっち派ですね…(笑)
東進は結構なにかにつけて招待講習やっているので(長期休みがあると基本的にチャンスです)、今回の分は申込期間が終了してしまいましたが、そういう機会に申し込みだけでもしてみたらどうでしょうか。
あ、でも入る気はなくても勧誘をすごいされたり「今入らないと遅くなるよ!」と言われるので、流されないようにだけは気を付けて下さいね。金額が金額なので、ちゃんと冷静にいい面と悪い面を比べることを心にとどめておいてください。
今回はあんまりLGBTQ+については触れずにただ単に感想述べただけになってしまいました…(笑)
ま、でも参考になった人も中には数人!!いたんじゃないでしょうか!!(笑)
では今回はこのへんでお別れとしましょうか。
それではまた次回の投稿で!
It Gets Better.
「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生が“未来”について考えてみた
こんにちは。
いよいよ冬が近づいてきましたね。
毎朝凍えそうになりながら自転車を必死でこいで学校に行っているあおいです。
さて、黄色に染まったいちょうの葉が散り始めている今のシーズンですが、全国の学生は定期試験真っ最中です。
私の学校も昨日から定期試験です。大変です。
そんな私ですが、昨日試験を受けた後七時まで学校で友達と勉強していました。
親友の“はんちょー”(もちろんあだ名)、女の子の友達Aちゃん、男の子の友達Hくん、Mくんと五人で、していました。
五時間くらいずっと真面目に勉強していたのですが、途中からやっぱり飽きてきてしまって、最後の方は雑談会みたいなものだったんですけど。
その雑談会が結構深い話をしていたんです。(試験直前なのに。笑)
最初は情報の勉強をしていたHくんが呟いた「ロボットとか情報とかなんか怖えー」という一言でした。
Mくん「怖いも何も、未来はロボットが人間と同じように暮らしてるかもしんないしな」
Aちゃん「えっ」
Mくん「だって、数年後には今ある職業のうちほとんどがロボットとかAIに奪われるだろうってもう今から言われてるんだよ?これからその状況が後退するわけないし、むしろどんどん進化してくだろうから、それくらいは現実になると思う。想像しやすいのでいくとリアルドラえもん的な」
Hくん「少子高齢化問題もロボットがたくさんいたら解決すんじゃね?クローンとか作ってさ」
私「でもロボットって戸籍を持つの?」
はんちょー「確かに。戸籍持てないと税金も払わなくていいから結局は変わらないかも」
ふむふむ、なるほど、と思いながら友達四人の話に耳を傾けていたのですが。
ここで話の方向が一変します。
Aちゃん「そんなことよりもまずは差別をなくす方が先な気がする」
Mくん「というと?」
Aちゃん「みんなだんだんとさ、世の中には色んな人がいるんだ、ってことを理解し始めて、差別をするっていう言葉の意味が分からないくらいの世の中になりそうだなって。だって実際、今の日本の若者は戦争をするって言葉の意味、よく分かってないじゃん?」
Hくん「なるほど」
確かに、戦争を実際に経験したわけでもない私たちは「本当の意味」を理解していないのかもしれない…それと同じように”未来”では差別という概念がそもそもなくなっているのかぁ…と、とても感動しました。
でも、「差別」という言葉を聞いてしまうと、やっぱり気になってしまうことが。
私「…じゃあ、LGBTQ+の人とかも…?」
口に出した後で一気に後悔しました。(あっ…カミングアウトしてないのにこんなこと言ったら不自然かな…もしかして、私が当事者だってバレるっ…!?)ちょっとハラハラしながら、でもAちゃんの答えも気になったのでなるべく普通でいられるように努めながら彼女の返しを待ちました。
Aちゃん「そんな言葉、もはや使わなくなってるかもね。そういう人だっている、っていう考えが普通になってるから」
私「おお…!!!」
な、なんと素晴らしい答え!!
Aちゃんは女神さまなのでしょうか。
私の一番に望む”未来”をはっきりと言語化してくれたのです。
心ではすでにスタンディングオベーション状態の私の前で、次に口を開いたのは親友のはんちょーでした。
はんちょー「もしさ、クローンが自由に作り出せる時代になったとしたら夫婦のDNAをうまーく調合して、それを使ってクローンを作り出すことも可能でしょ。そしたら病気とかそういう体質で子供産めなくて悩んでる人とか、それこそあおいが言うような同性愛のカップルでも二人の子供ができるんじゃないかな」
Hくん「確かに。それはあり得るだろうな。でもそれが当たり前になるといつか日本国民はロボットであふれかえって、しまいには官僚のロボットとかも現れて、日本をロボットが支配するかもしれない」
私「え…?」
Mくん「それは映画の見過ぎじゃね?(笑)」
Hくん「いや、あり得るでしょ。そもそも日本って国が存在してるかどうかもあいまいだからね。もしかしたら数十年後には共通言語が英語になっているかもしれないし。そういうのって分かんないよ、どこでどう転じるのかってね」
実際は思ったより発展していないかもしれないし、みんなと話していたよりももっとハイスペックな世の中になっているかもしれない。
”未来”がどうなっているかなんて少しも分からないけれど、分からないことを「あーでもないこうでもない」と話し合うことってとても楽しいです。
…なんて記事を書いているけれど、明日も試験でした。こんなことしてる場合じゃない…!
というわけで、本日の投稿はこのへんで。
それではまた次回の投稿で!
It Gets Better.
「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生がはてなブログを使い始めて思ったこと
こんにちは。あおいです。
今回は前回、前々回よりもかなり文字数が少なくなることが予想されます。…だって…すごい見切り発車だから…(笑)
私自身は、数日前にこのサイトに登録しブログを開設した、「ブロガー」とさえ呼べないような未熟極まりない初心者なのですが、昨日今日と「はてなブログ」にいらっしゃるたくさんの先輩ブロガーさんのブログをいくつか読ませていただいて、思ったことがあります。
「…あれ、LGBTQ+のブロガーさんもわりといるじゃん!!!」
ちょっと見たかんじ、ゲイの方が特に多くいらっしゃる印象を持ちました。(あ、比率違ってたらごめんなさい…)
さすがに私と同じパンロマンティックやトランスヴェスタイトの方はまだ見かけていませんが、少なくとも「はてなブログ」がLGBTQ+に対して理解があり、受け入れ態勢も整っている場所であると思えたので、だいぶ安心しました。
それと、ブログをやること自体がまず初めてだったので驚いたのが、「こんなに簡単なの…」ということです。
もともと文章を書くのは好きでしたが、前は携帯小説サイトに投稿するくらいで、ブログという世界を知ったのは本当に最近でした。たまたま記者の仕事をしている知り合いがいて、「あおいちゃんブログとか始めてみれば?無料だよ」とアドバイスをしてくれて。もちろん最初は「無料ならやるだけやってみっか…」程度だったのですが、こんなに簡単に自分の言いたいことを言える環境、世界がすごく身近にあったなんて!!
Twitterは140文字までしか書けませんし、よくわからない掲示板とか見ても書かれているのはだいたい悪口だし…なんていろんなところをネット上で右往左往していた私にとって、「自分のブログを開設」なんてことは、まるで相沢忠洋が「日本に旧石器時代はあったのだ」と言い出したくらいすごいことなんです。(実はレキジョです)
中には6年とか10年とかブログを書き続けている方もいるんだとか。
正直私がそこまで飽きずに続けていられるかは結構きわどいところではありますが、まずは一年を目標に!!先輩ブロガーさんたちを見習って頑張っていこうと思っています(笑)
あとは、現役高校生なので、勉強との両立…ここの世界を息抜きにするような勢いでやっていこうと思っています。
恋愛も…今のところフラグは一切立ってないけど…高校生のうちにせめて一度はできたらいいな、とか思っています。
これからは世間的にはあまり知られていない(であろう)パンロマンティックとトランスヴェスタイトの高校生の私が思うことを、私の言葉や文章で。
それではまた次回のブログで!
It Gets Better.
「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生がカミングアウトについて考えてみた
こんにちは。あおいです。
前回のブログでは『「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生がブログを書いてみた』と題して、私のセクシャリティである「パンロマンティック」と「トランスヴェスタイト」についてお話しました。
興味のある方は読んでくれると嬉しいです。
aoi-lgbtq.hatenablog.com
さて、前回の記事の中で「パンロマンティック」について、「性的指向ではなく、あくまで恋愛感情で全ての性別の人に惹かれる」と紹介しましたが、「え?じゃあ性的感情は男性にしか持たないの?」と疑問に思った勘のいい方も少なからずいるのではないでしょうか。
今回はそれについてと、学校や職場でカミングアウトをするべきか否か、また、当事者がカミングアウトをした場合周りの人たちはどんな対応をすればいいのかについてお話していこうと思います。(タイトルにもあるようにカミングアウトについてが本題となっています)
まずは「パンロマンティックの性的指向について」です。
単刀直入に言ってしまうと、色々な人がいます。
恋愛感情は全ての性別の人に持てるけれど、性的な感情は男性にしか持てない、または女性にしか持てないという人もいますし、性的感情も全ての人にむけられる人(バイセクシャル)や、そもそも性的欲求を抱かない人(ノンセクシュアル)もいます。
ちなみに、「性的な感情や欲求」は性行為だけをさすのか、キスやハグなどの特別なスキンシップも含むのかも人それぞれだと思います。
私の場合は、キスやハグなどは恋愛の延長線上にあると考えるので、惹かれた人なら全ての性別の人と出来ます。性行為についてはまだよく分からないですが…
次はカミングアウトについてですね。
あなたは学校や職場でいつも仲良くしている人が突然カミングアウト(自分が性的マイノリティであることを家族など周囲の人に伝えること)してきたらどうしますか?「え?あなたが?冗談でしょ?」と思うでしょうか。
多くの人は、「この人LGBTQ+の人なんだ」と認識すると、過剰に反応してしまい、どう接していいか分からなくなって、もういっそのこと離れてしまえ!!となるかと思います。もちろん、ちゃんと対応ができる人だってたくさんいると思いますが。
例えば、普段学校で過ごしている私は、”本当の私”を知らずに接しているクラスメートにとってはみんなと同じ女子高生にしか感じないと思います。だからみんな、私がパンロマンティックでありトランスヴェスタイトだということは当然知らないし、そもそもカミングアウトしていないのでそういう概念すら頭にないでしょう。
当然のように男の子だけを好きになり、当然のように「可愛いね」と言われたいと思っている、と認識しているはずです。
だから、「あおいちゃん髪の毛伸ばしなよー」とか「リボンのピンとかつけたら可愛いんじゃない?」とか「好きな男の子のタイプは?」とか、友達は結構フラットに(まぁ普通の子なら盛り上がる話だからそれが“当たり前”なんでしょうけど)言ってきます。でもこれ、結構心にきます。友達同士の何気ない一言も、私には小さくて細い鋭利な棘となって、心を突き刺してきます。
とはいえ、私がカミングアウトをしなければ友達が私のことを“そういう人なんだ”と認識し、配慮できないのも知っています。だからって、「じゃあ明日の朝みんなの前に立って“私はパンロマンティックでトランスヴェスタイトなんですー!今まで黙っててごめんね!てへぺろ!”って言おう!そうしよう!」なんて考えにはなりません。もしそんなことしたら、今までの友情がなかったことになるかもしれないし、何より、女の子の友達が私から一気に離れる気がしてならないのです。
「えっ…あおいちゃん、私の事そんなふうに今まで見てたの…」って。絶対そうなるでしょ。本当はそんなことないけれど、でもそうなるはず。だってみんなにはない感覚だから。
誰だって、自分に理解できないことを理解できないまま受け入れるなんてそうそうできないでしょう。みんな、石橋は叩いてみて安全かつ自分にも渡れるということを確認してからじゃないと足を踏み入れたくないのです。私だってそうですし。
だから悲しいけれど、「気持ち悪い」と感じたり「なんかよくわかんないけど無理」と感じる人たちの気持ちも分からないわけではないのです。
小学校の時に本当にナチュラルに「私、好きになるのに性別って関係ないと思う。女だから男を好きにならなくちゃいけないなんて誰が決めたの?」とカミングアウトしたときも、周りの反応は様々でした。
「女なのに女を好きになるんだろー?きもー!」と直接的にからかう人、黙って私から離れる人、動きが完全にフリーズする人、「冗談でしょ」と笑う人。
今ではこの反応はしょうがないことで、その人には理解ができなかったんだな、どんまい、と思うようにしていますが、この時は私も幼かったのでやっぱりわりと傷つきました。
でも当時、一番仲がよくて信頼していたある男の子が、私がカミングアウトをした日の翌日、地域の図書館で借りてきたLGBTの本を何冊か見せてきて、「俺、あおいの言ってたことちゃんと理解したいから、よかったら一緒にこれで勉強しない?」と言ってくれたのです。その時、一気に気持ちが軽くなっていくのを感じました。「あ、こいつがいてくれる限り、私は一人じゃないじゃん」と思えるようになったのです。
彼は私のヒーローでした。
今思えば、当時はなんとなく「みんなと違うな~」とは思っていたものの、LGBTQ+という言葉を知らなかったので、そういうセクシャリティなのだというのを自分でもあまり理解できていませんでした。本当にぼんやりとしか感じていなかったのです。けれどその男友達と一緒に勉強していくうちに、「あ、私ってこれかも」と思うようになっていきました。それと同時に、この世の中ではそのことはあまり口に出さず見えないようにしておくべきだという暗黙の了解も理解しました。そして中学校で新しい学校に入り、唯一の味方だった彼とも離れ離れになって、私が周りに自分のセクシャリティを話すことはしなくなりました。
過去のトラウマから、私はカミングアウトをすることを怖いと感じています。今学校で毎休み時間一緒にいる親友にですら、「私は本当はこういう人間なんだ」ということを伝えられずにいます。
LGBTQ+当事者として堂々とカミングアウトできる人もいれば、できない人もいます。それは心の強さももちろんあるかと思いますが、環境の違いも影響してくるかと思います。
周りの人の受け入れ態勢が十分にできていれば、当然、当事者も打ち明けられやすいですよね。逆に、「同性愛とか漫画だけの世界でしょ」みたいな人達の前では打ち明けにくいです。
また、カミングアウトをした後、その人が「カミングアウトなんてするべきじゃなかった」と後悔してしまうような空気を作らないというのも大事なポイントですね。一人でも茶化したりすると、周りの人もそれに便乗して最終的にはいじめに繋がる…というのもありえなくないことです。(実際、私の時もそうでした。)
カミングアウトをした、ということは、みんなの前であっても隠さずに”本当の自分”でいたいという意思があったということです。その意思を尊重できる人がたくさんいれば、自然と理想的な環境になるのではないでしょうか。
カミングアウトするべきか否かという論点でいけば、どちらにもいいことと悪いことが考えられるので、どちらがいい、とは言いきれません。
でも、カミングアウトをしないまま、自分を必死に隠してみんなに合わせようと生きる人生は決して楽なものではありません。もちろん、苦しいことだけではないです。普通に生活していれば、楽しかったり、嬉しかったり、幸せを感じます。だけどふとした時に、「やっぱり私っておかしいのかなぁ…」と思ったりもします。学校という公共の場にいると、同世代から大人まで(時にはもっと多くの人が)いるので、その分いろんな人がいろんな形で私を小さくします。
私のクラスだけ見ても、よくテレビ番組で見るタレントをLGBTQ+の代表みたいに思っている人が多すぎます。普通の恰好、普通の喋り方、普通のふるまいをしているLGBTQ+の人だっているのに…というか、そういう人の方が本当は多いんです。気づかないだけで、今これを読んでいるあなたのそばにもきっと一人か二人はいるでしょう。カミングアウトをしていないから気づかないだけ。本当にただそれだけなのです。
一番大きなテーマはセクシャリティの問題ではなく、「いかにこの世の中、この生活の中でうまく生きていけるか」だと思っています。そのためにカミングアウトをしたいと思う人もいるし、私のように黙っていきたいと思う人もいます。
異性愛者も、同性愛者も、それ以外の人も、同じ立場で同じ幸せを、同じように感じられる社会になるといいですね。
それではまた次回のブログで!
It Gets Better.
【初投稿】「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生がブログを書いてみた
はじめまして。あおいです。
ブログなんて初めてなのでうまく出来ているかは微妙なのですが、まぁうまく出来ていなくても私のブログなんで大丈夫でしょう!(笑)
さて。一応この回が初投稿なので、軽く自己紹介をしていきますね。
とはいえ、もうお気づきですよね。題名にデカデカと書いてあるし。そうです。私は「LGBTQ+」と呼ばれる人たちの中の「+」の部分にあたるセクシャリティを持っています。
あなたは「LGBTQ+」と聞いてどんな人のことを想像しますか。「そもそもの話だけどLGBTじゃないの?”Q+”ってなんだよ」と思う方もいるかもしれません。それもそのはず。このような表記をするようになったのは結構最近になってからなのです。
「L」は「レズビアン」、「G」は「ゲイ」、「B」は「バイセクシュアル」、「T」は「トランスジェンダー」、「Q」は「クエスチョニング」と「クィア」、そして「+」は何かの頭文字というわけではなく、「LGBTQだけでは表せなかったその他のセクシュアルマイノリティ」という意味があります。
ちなみに、私は「パンロマンティック」と「トランスヴェスタイト」です。これら二つも「+」に含まれるセクシャリティです。
「こんなの初めて聞くよー!何それ!」と思う方も多いでしょう。ですので、ざっくりとした説明だけしておきます。
(これからここに投稿していく日々のブログでももちろん私のセクシャリティについて触れていきます。ネットに自分の声を文字化して全国、いや全世界に発信するのは少し勇気がいりますが、私のブログが一人でも多くの方のLGBTQ+に対しての理解に繋がり、もう少し言うとアライ〔LGBTQ+当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人たちのこと〕が一人でも多くなって、世界中にいる自分自身のセクシャリティに悩む人たちを救ってくれたらな、なんて心の底では思ってます。というか、そういうブログを目指します!)
【パンロマンティック】
性的欲求ではなく、恋愛感情の面において、全ての性別の人に惹かれる人のこと。「全恋愛」と呼ばれることもあります。
ちなみに、「~ロマンティック」は恋愛指向を表現する接尾語です。そのため、性対象、性的指向を表現する接尾語の「~セクシュアル」とは地味に違うんです。(知らない人が多いけど当事者としては結構ココ重要です!!)
私の場合は、もって生まれた性別も自認している性別も「女性」ですが、好きになる人の性別にこだわりはありません。この説明だと「あれ、バイロマンティックの人と何が違うの?」とよく聞かれてしまいますが、はっきり言って、明らかな線引きはありません。ただ、違いがあるとすれば、「両性好きになります」というのがバイロマンティックの人で、「好きになるのに”性別”という概念がそもそもない」というのがパンロマンティックの人の特徴です。
でも最終的には「なんかパンロマンティックの方がしっくりくるな~」と私自身がそう感じたので「ま、こっちだろ!!」と決めちゃったかんじです。というか、そもそも無理に決めなくてはならないというものでは決してないので、そんなあいまいな感じでも結局は本人が納得していればいいんだと思います。
【トランスヴェスタイト】
外見(服装、メイクの有無や髪型)に関して社会から求められる「女らしさ」や「男らしさ」への抵抗感を覚える人々のこと。「クロスドレッサー」と呼ばれることもあります。
「女の子ならもっと可愛い恰好しなさい」
「女の子ならちゃんとメイクして当たり前」
「男の子なのに髪の毛長いなんて変」
「男の子がスカートをはいたりメイクをするのはおかしい」
あなたはこのような言葉を聞いたこと、言ったことがありませんか?
もって生まれた性別から判断され、「~ならこうあるべき」などとその性別に見合った格好を強いられることに違和感を覚え、「自分は違うのに…」と思うのが私たちトランスヴェスタイトの特徴です。
ここで気をつけておきたいのが「トランスジェンダー」と「トランスヴェスタイト」の違いです。
トランスジェンダー…性自認が周りからみられる性と異なり、自分は女性だと自認していながら、「男なんだから男らしくしろ」と言われて違和感を抱く、といった場合。
トランスヴェスタイト…性自認は大きな問題ではなく、例えば「女性らしい恰好」を周囲から求められる一方「男性らしい恰好」をしたい場合。
ざっというとこんなかんじです。パンロマンティックのところで書いた通り、私はもって生まれた性別も女ですし、性自認も同じです。ですが、「性表現」に関しては「男性」でいたいのです。
私は今高校生で制服を着て毎日学校に行っていますが、その制服はブラウスにリボンにスカートという、いかにも「女子らしい恰好」です。正直に言えば、その恰好を毎日するのはかなり苦痛だし、男子のようにズボンを履いてネクタイをキチッと締めて学校に行きたいです。でも、こんなことを周りの友達や先生に言ったところで軽く笑われるだけです。…悲しい~~!!
ちなみに休日に着る私の私服は本当に男性みたいな服装です。髪型も短くしているので、パッと見、女性か男性か分からないと思います。その状態が私としては一番理想的なのです。
…と、長々と説明してきましたが。
「ざっくりとした説明だけって言ったじゃないかー!!」
確かにそうでしたね(笑)
でもこれでなんとなく私のセクシャリティについては分かったんじゃないかなと思います。
私は好きになる相手と性表現が違うだけでそれ以外は一般的な女子です。それでも小学生の頃に差別やいじめを受け、中学校、高校では周りには一切カミングアウトしていません。(制服の件はさらっと言ってみただけなので笑われただけで済みました)
でもだからって、女子高校生として生きられるこの時間を無駄にしているわけではありません。ちゃんとイケメンも拝むし、タピオカだって飲みますよ。(笑) ちなみに、好きな芸能人は俳優の田中圭さんです。今大活躍の方ですよね。
もちろん「おっさんずラブ」も見ましたよ。単発、連ドラ、映画、そしてin the skyですね。大好きです。特に連ドラは何回繰り返したことか。あ、アマプラ派です。(笑)
「あなたの番です」も見ました。あれは怖かったですね~。でもすごくおもしろかったです。
このようにドラマやテレビ番組、最近のニュースなどの感想や意見も、「LGBTQ+」当事者としての目線でこのブログでどんどん発信していこうと思うので、どうかこれから温かい目で見ていただけたらと思います。
あ、でも「温かい目」というのは「可哀想だから見てやろう」とかそういうのじゃないです。私たちは別に「可哀想」ではないし、確かに人と違うことですごく悩んで、周りから飛んでくる無数の棘に身を丸めることもあるけれど、それでも小さな幸せをたくさん見つけて生きています。だから、私たちのことをもっと知ってほしいです。そして、いつかカミングアウトしやすい社会になることを願っています。
それではまた次回のブログで!
It Gets Better.