「LGBTQ+」の「+」にあたる女子高生が“未来”について考えてみた
こんにちは。
いよいよ冬が近づいてきましたね。
毎朝凍えそうになりながら自転車を必死でこいで学校に行っているあおいです。
さて、黄色に染まったいちょうの葉が散り始めている今のシーズンですが、全国の学生は定期試験真っ最中です。
私の学校も昨日から定期試験です。大変です。
そんな私ですが、昨日試験を受けた後七時まで学校で友達と勉強していました。
親友の“はんちょー”(もちろんあだ名)、女の子の友達Aちゃん、男の子の友達Hくん、Mくんと五人で、していました。
五時間くらいずっと真面目に勉強していたのですが、途中からやっぱり飽きてきてしまって、最後の方は雑談会みたいなものだったんですけど。
その雑談会が結構深い話をしていたんです。(試験直前なのに。笑)
最初は情報の勉強をしていたHくんが呟いた「ロボットとか情報とかなんか怖えー」という一言でした。
Mくん「怖いも何も、未来はロボットが人間と同じように暮らしてるかもしんないしな」
Aちゃん「えっ」
Mくん「だって、数年後には今ある職業のうちほとんどがロボットとかAIに奪われるだろうってもう今から言われてるんだよ?これからその状況が後退するわけないし、むしろどんどん進化してくだろうから、それくらいは現実になると思う。想像しやすいのでいくとリアルドラえもん的な」
Hくん「少子高齢化問題もロボットがたくさんいたら解決すんじゃね?クローンとか作ってさ」
私「でもロボットって戸籍を持つの?」
はんちょー「確かに。戸籍持てないと税金も払わなくていいから結局は変わらないかも」
ふむふむ、なるほど、と思いながら友達四人の話に耳を傾けていたのですが。
ここで話の方向が一変します。
Aちゃん「そんなことよりもまずは差別をなくす方が先な気がする」
Mくん「というと?」
Aちゃん「みんなだんだんとさ、世の中には色んな人がいるんだ、ってことを理解し始めて、差別をするっていう言葉の意味が分からないくらいの世の中になりそうだなって。だって実際、今の日本の若者は戦争をするって言葉の意味、よく分かってないじゃん?」
Hくん「なるほど」
確かに、戦争を実際に経験したわけでもない私たちは「本当の意味」を理解していないのかもしれない…それと同じように”未来”では差別という概念がそもそもなくなっているのかぁ…と、とても感動しました。
でも、「差別」という言葉を聞いてしまうと、やっぱり気になってしまうことが。
私「…じゃあ、LGBTQ+の人とかも…?」
口に出した後で一気に後悔しました。(あっ…カミングアウトしてないのにこんなこと言ったら不自然かな…もしかして、私が当事者だってバレるっ…!?)ちょっとハラハラしながら、でもAちゃんの答えも気になったのでなるべく普通でいられるように努めながら彼女の返しを待ちました。
Aちゃん「そんな言葉、もはや使わなくなってるかもね。そういう人だっている、っていう考えが普通になってるから」
私「おお…!!!」
な、なんと素晴らしい答え!!
Aちゃんは女神さまなのでしょうか。
私の一番に望む”未来”をはっきりと言語化してくれたのです。
心ではすでにスタンディングオベーション状態の私の前で、次に口を開いたのは親友のはんちょーでした。
はんちょー「もしさ、クローンが自由に作り出せる時代になったとしたら夫婦のDNAをうまーく調合して、それを使ってクローンを作り出すことも可能でしょ。そしたら病気とかそういう体質で子供産めなくて悩んでる人とか、それこそあおいが言うような同性愛のカップルでも二人の子供ができるんじゃないかな」
Hくん「確かに。それはあり得るだろうな。でもそれが当たり前になるといつか日本国民はロボットであふれかえって、しまいには官僚のロボットとかも現れて、日本をロボットが支配するかもしれない」
私「え…?」
Mくん「それは映画の見過ぎじゃね?(笑)」
Hくん「いや、あり得るでしょ。そもそも日本って国が存在してるかどうかもあいまいだからね。もしかしたら数十年後には共通言語が英語になっているかもしれないし。そういうのって分かんないよ、どこでどう転じるのかってね」
実際は思ったより発展していないかもしれないし、みんなと話していたよりももっとハイスペックな世の中になっているかもしれない。
”未来”がどうなっているかなんて少しも分からないけれど、分からないことを「あーでもないこうでもない」と話し合うことってとても楽しいです。
…なんて記事を書いているけれど、明日も試験でした。こんなことしてる場合じゃない…!
というわけで、本日の投稿はこのへんで。
それではまた次回の投稿で!
It Gets Better.